都立の名門、日比谷高校と都立西高校からは、数多くの著名人が輩出されています。特に、長い間、都立のみならず、日本一の名門校として君臨してきた日比谷高校は、多数の高級官僚を世に送り出し、まさに、日本の根幹を形作る人材の宝庫だったと言って良いでしょう。

しかし、今回は、高級官僚ではなく、日比谷高校と都立西高校出身の、作家達に焦点を当ててみたいと思います。まず、日比谷高校出身の、著名な作家をざっと列挙してみると、幸田露伴、尾崎紅葉、夏目漱石、谷崎潤一郎、岡本綺堂、大佛次郎…などなど、日本文学史に名を残すビッグネームがズラリと並んでおり、まさに壮観と言って良いでしょう。

夏目漱石は、当時の府立一中に在籍し、すぐに二松学舎へと転校してしまいましたが、紛れもなく、日比谷高校史を飾る、出身者の一人です。また、芥川賞受賞者の古井由吉、庄司薫、『ローマ人の物語』を書いた塩野七生なども、日比谷高校の出身です。

作家だけでなく、小林秀雄、江藤淳という、評論家の大家もまた、日比谷高校のOBですが、流石は日本一の名門校なだけあり、出身の作家や評論家も、超一流ばかりです。

一方、都立西高校の出身の作家といえば、黒井千次、阿刀田高、玉村豊男、江波戸哲夫、といった辺りが挙げられます。また、童話『ぐりとぐら』を書いた山脇百合子、世界的ベストセラー『ソフィーの世界』を翻訳した池田香代子なども、都立西高校の出身です。

また、先に挙げた庄司薫が書いた、芥川賞受賞作にして、一世を風靡した大ベストセラー、『赤頭巾ちゃん気をつけて』の主人公は、日比谷高校の生徒である、庄司薫自身をモデルとしており、黒井千次の『春の道標』は、都立西高校が舞台になっていると言われています。

それぞれ、当時の日比谷高校や都立西高校の様子を伺い知る事が出来る、貴重な資料ともなっています。このように、日本文学史を彩る、多数の作家を輩出してきた、日比谷高校と都立西高校ですが、これからも、日比谷高校と都立西高校からは、沢山の作家が生まれて欲しいものです。

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